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FISワールドカップジャンプ第18戦札幌大会


 昨日札幌に着いてはいたが、道路積雪による揺れで疲れ果てて、ワールドカップジャンプ札幌大会には行けず、ホテルでBSでの中継を見ていたが…。

 
 日曜は早起きして大倉山へ駆けつけた。ワールドカップは8年ぶり3大会目の観戦。

 前回来場時もそうだったのだが、雪が降ってきていて、そのせいで大会の進行が滞っていたような印象も受けた。
 9時から始まっていた予選は44人が対象になっていたところ、残り3人のところで雪が激しくなり中断。結果ここまでの記録はキャンセル。全員が本選に出場することとなった。ちなみにこの時点でトップだったのは葛西紀明(土屋ホーム)だったような…。


 ところで2010/2011シーズンからワールドカップでは新しい採点基準が採用されていた。ウインドファクターとゲートファクターの二つ。
 ウインドファクターは風向と風速をランディングバーンの5か所で計測、その平均値を割り出して得点に反映する、というもの。計算式は決まっており、(HS-36)÷20×平均風速(m/S)である。HSはヒルサイズはジャンプ台の大きさで、大倉山のヒルサイズは134m。つまり、秒速1メートル変わると11.4ポイントの差がつく計算になる。また風向はジャンプ台に向かって向かい風がマイナスポイント、追い風がプラスポイントとなる。
 ゲートファクターはゲートの基準値(大会ごとに設定)より下げたところからスタートし、助走距離を短くすれば加点、ゲートを上げて助走距離を長くすれば減点となるシステム。大倉山では1m上下させるごとに9点の加減点、ゲートは50センチごとに設定されているので、ゲートを一つ上下する毎に4.5ポイントの加減点となる。


 一本目。
 まずは開催国の日本勢から。一人目の鈴木翔(旭川大)が113.5m(84.8ポイント=P)を飛んで幕開け。日本勢は岡部孝信(雪印メグミルク)が113.0mを飛ぶものの、鈴木とは少しポイント差がつく(75.9P)。
 初めてK点(120m)を超えたのはペデルセン・ヨンセン・アトレ(ノルウェー)。日本勢でワールドカップポイントを持っている小林潤志郎(東海大)が108.5m、79.1P。渡瀬雄太(雪印メグミルク)が118.5m、97.0P。伊東大貴が130.5m、121.5P。葛西紀明が114.0m、92.7P。竹内択(北野建設)が129.0m、111.2P。
 竹内の前に飛んだのが前日の大会で優勝したヤン・マトゥラ。前夜の勢いを保ったまま、132.5m、122.4Pでトップに立つ。
 そしてワールドカップポイント上位が順調にポイントを伸ばしていたが、残り三人で波乱が起こる。まず3位のアンドレアス・ヤコブセン(ノルウェー)が105.0mの大失敗ジャンプ、69.4Pで消える。続いて2位のセヴェリン・フロインド(ドイツ)レゼクも113.0m、87.0Pと失敗。この二人が一回目で消えたうえに、今季トップのアンドレアス・バーダル(ドイツ)も伸びきれず120.5m、94.1Pの28位と波乱の展開。
 逆に上位はトップにマトゥラ、2位に伊東、3位にグレゴリ・デシュヴァンデン(スイス)と続いた。しかし5位までが3P、11位までが6P差しかない混戦となった。混戦の要因はやはりウィンドファクターではないかと。風が目まぐるしく変わるうえにポイント差が結構大きいので見た目よりもポイント差が開く。例として伊東大貴と同じ130.5m(距離P=78.5P)を飛んだ選手を見ると
選手飛型点ウィンドファクター合計
伊東大貴54.5-11.9121.5
ルーカス・フラバ54.0-22.3110.6
ミハエル・ノイマイヤー49.5-12.8115.6
ユリ・テペス54.5-14.0119.4
と結構差が出てる。また、1本目の最長不倒はアンドレアス・ワンク(ドイツ)とマシェル・コト(ポーランド)の135.0mだったが、ウインドファクターがワンクが-20.5P、コトは-23.5Pと大きく、ワンクが4位、コトが11位での折り返し。


 二本目。
 晴れ間が出たり雪が強くなったりと天候が目まぐるしく変わる中進行。アンドレアス・ワンクが136mの本日最長不倒距離を飛ぶも、ウインドファクターが-22.8Pと大きく、トップに立てず。
 一本目3位のグレゴリ・デシュヴァンデンが108.0mの失敗ジャンプで優勝争いから消えたところで伊東大貴が登場。しかしゲートから手を滑らせて落下するアクシデント。これが本人責任の事故ということで失格という扱いになる。
 伊東のアクシデントで場内がざわつく中、一本目1位のヤン・マトゥラが静かに登場、133.0mできっちりまとめ、を飛び、札幌2連勝をきめた。
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テーマ : スキージャンプ
ジャンル : スポーツ

宮の森の夜 ~伊藤杯宮の森ナイタージャンプ~

 札幌2日目は野球のない空白日。というわけでナイターで行われた伊藤杯宮の森ナイタージャンプに行ってきた。

 宮の森ジャンプ競技場とは、札幌市中央区にあるノーマルヒルのジャンプ台で、K点は90メートル、ヒルサイズは100メートル。バッケンレコードは2006年にノルウェーのアンドレス・バーダルが出した102.5メートルだが、105メートルまでは計測可能になっている。
 ちなみにノーマルヒルとは昔は70メートル級というスケールで、1972年の札幌オリンピックで金銀銅を独占したのはここ宮の森での出来事である。


 地下鉄東西線の円山公園駅から少し離れたところにある円山バスターミナルから臨時バスに乗って宮の森へ。ちなみに時間2本程度の路線バスも運行されている。

 会場に入る際にスタートリストをもらって中へ。さすがに大倉山とは違って設備が簡素。なんたって観客のいるすぐそばでフォームチェックをやっている選手がいるのだから。
 食事は移動販売でそば・うどん、肉まん、あんまん、甘酒、ホットドック等を売る車が1台来ていただけだった。飲み物は自販機があるが、冷たい物のほうが多いのはいかがなものか、と思う。


 この大会は男女両方を行う大会。女子の1本目→男子の1本目→女子の2本目→男子の2本目と続くが、話の流れ上、男女別にする。

 まずは女子から。17人がエントリーし、16人が参加。
 4人の中学生も混じる中、1本目に首位に立ったのは85.5メートルを飛んだ葛西賀子(日本空調サービス)。2位はこの大会を連覇している山田いずみ(神戸クリニック)が83.5メートル。3位は山田と同距離ながら飛型点の差で金井理恵子(北野建設)が続いた。

 2本目も各人がそれぞれ自分なりのジャンプをして(何せ極端に距離が落ちた、または伸びた、という選手がいない)いて順位の変動もそれほど起こらず。
 ラスト2(15番)スタートの山田いずみが今日最初(男子1本目も含めて)のK点越えとなる93.0メートルを飛んで首位に立つ。そして最後の葛西賀子はK点にわずかに届かない89.5メートル。従って山田を上回れず、山田が逆転で女子部門ができて最初の大会を飾った。


 そして男子。64人がエントリーし、6人がキャンセル。
 1本目
 22番スタートの原田侑武(札幌光星学園高校)が85.5メートルを飛んで驚かす。アナウンサーも「おっ」という声が漏れたくらいだ。この原田、左ひざを負傷して今シーズンはリハビリに専念、この試合が今年の初戦、とのこと。
 途中から上に登って、ランディングバーン(着地斜面)の横で見ていたのだが、行ったとたんに高橋大斗(土屋ホーム)、坂野幸夫(雪印)、吉岡和也(土屋ホーム)、東輝(日本空調サービス)といったワールドカップでも活躍している選手が次々とバランスを崩して飛んでくる。アプローチが気温の高さで緩んでいるのが原因らしく、アプローチを調整したようだが、それでも無理な様子。春先のナイターはいつもこんなもの、という声も聞こえてきた。
 その後も岡部孝信(雪印)、伊東大貴(土屋ホーム)、葛西紀明(土屋ホーム)がやはりアプローチでバランスを崩して距離を伸ばせず。それでも伊東や葛西はそこそこまとめて2本目には進出できた。
 結果、1本目は湯本史寿(東京美装)が86.5メートルを飛んで首位、2位に同距離ながら飛型点で0.5下回った渡瀬雄太(雪印)、3位に栃本翔平(北海道尚志学園高)、続く4位に原田侑武が入った。
 全体的に距離が伸びなかったのは風がほとんどない、という状況だったからでもあるが。


 2本目になっても風の状況は変わらず、ほぼ無風の状態で推移。中間で風をもらえず距離を伸ばせない状況が続いた。それでも距離を大きく伸ばした選手はいるわけで。伊東大貴が71m→83m、小林潤士郎(盛岡中央高)が75m→82.5m、清水礼留飛(妙高高原中)が76.5m→81.5m。もちろん、順位は上げた。
 残り5人となったところで、合計198.0Pで加藤太平(サッポロノルディックスキークラブ)がトップ、2位に金子祐介(東京美装)、3位に小山内佳彦(東京美装)、という並び。1本目5位の伊藤謙司郎(下川商業高、06五輪代表)は82.5m、計195.5P、原田侑武は83.5mを飛び計201.0Pで首位に立つ。
 栃本翔平は今日初めてのK点越えとなる92.5mを飛び、223.0Pで首位に立つ。渡瀬雄太は72.5mと失敗ジャンプで順位を落としたが、最後の湯本史寿が栃本と同じ92.5mを飛び、1本目の差をそのまま保って優勝、となった。
 2位に栃本、3位に原田と高校生が躍進、と言っても栃本はつい最近までワールドカップを転戦していたのだから、力を出した、といえるのだろうが。


FISワールドカップ・ジャンプ第21戦札幌大会

 昨日のこともあり(2本目途中で中止、1本目の成績で順位決定)、今日も性懲りもなく大倉山へ。


 ところが昨日にも増して天候が悪く、雪が降り続いている中で強行開催をしてしまったのだ。

 1本目は9番スタートのBADER Ferdinand(GER)が128.5mを飛んで驚かされるも全体的には「低距離戦」だった、といえる。参加41選手の中で1本目にK点越えが6人、100m越えが合わせて14人というのはいくら状態が悪かったといえどうなんなんだろうとは思う。
しかしそんな状況でもランク上位の3人は凄かった。MORGENSTERN Thomas(AUT)が123.5m、LJOEKELSOEY Roar(NOR)が137.5m、HOELLWARTH Martin(AUT)が127.5mを飛んで上位5人のうちにきっちりと入ってきたのだ。
1本目終了順位:1位 LJOEKELSOEY
        2位 BADER
        3位 HOELLWARTH

 そして2本目。止まない雪にジュリー(大会役員)がしびれをきらしたか、「数人飛ばす⇒アプローチを整備⇒テストジャンプ⇒続行」という手段を選択する。

 雪が止まないので「低距離戦」に拍車がかかってしまい2本目に進んだ32人(30位同点が3人いた)のうち、K点を越えたのが4人、100m越えが合わせて10人という状況になったのだ。そんな中でJUSSILAINEN Risto(FIN)が139.0m(=最長不倒)というスーパージャンプを見せ2位に上がるも、ラストのLJOEKELSOEYが137.0mを飛んで圧勝した。ちなみに前日優勝した船木和喜は10位に終わった。が、条件が悪くなった2本目で距離を伸ばした一人であり今後の復活が楽しみ?なところ。


 ちなみに、私の泊まったホテルに土屋ホーム(葛西紀明、吉岡和也、伊東大貴が所属)のスタッフが泊まっておりちょっとびっくり(別に接点があったわけではないのであしからず)。

訂正:ジュリーとは「大会役員」のことです。「審判員」ではありません。昨日の日記で間違えて表記しました。

テーマ : スキージャンプ
ジャンル : スポーツ

tag : ノルディックスキー ジャンプ FISワールドカップ 大倉山

FISワールドカップ・ジャンプ第20戦 札幌大会

冬の北海道をなめてはあかんな、いやマジで。

 と、いうわけで今日はFISワールドカップ・ジャンプ観戦に札幌へ飛んだのだが、千歳空港が大雪で滑走路1本閉鎖されたために40分ほど静内上空で待避。いや、このときはヤバイと思ったさ、引き返したらどうしようかと。しかし何とか無事に着陸して札幌へ。
 で、電車で札幌まで来た時点では雪は止んでいたさ。だからタカをくくったんだが。

 大倉山へ行くために地下鉄乗って円山公園駅に着いたら横殴りの雪。雪が「浮く」のには驚いた。


 大倉山に着いたときには雪はやんでいたが、練習の途中で雪になって中断し、20分遅れで1本目がスタートになった。

 1本目はまず15番目にとんだSOLEM Morten(NOR=1P)がK点オーバーを見せるが、このあたりで霰が降り出し、アプローチコースに積もってしまった。そのためこの後の吉岡和也(3P)・船木和喜(5P)・YLIRIESTO Kimmo(FIN=9P)が連続して80m台前半のジャンプに終わり、ジュリー(審判員)会議の結果この3人はキャンセルとなり、残りの全員が終わった後にもう一度やり直すことになった。
そして再開。すぐ後のSCHWARZENBERGER R(AUT=10P)は低速のままだったが(彼もキャンセルでよかったのでは?)ここからはアプローチのスピードが上がり好記録がどんどん出てきた。まずMATURA Jan(CZE=24P)が119.5mをとび、その後も東輝(41P)が121.5m、JUSSILAINEN Risto(FIN=294P)が127.0m、葛西紀明(326P)が122.5m、BYSTOEL Lars(NOR=363P)が127.0mとK点越えのジャンプを見せた。
その後の日本の新星・伊東大貴(422P)は失敗ジャンプに終わるもMORGENSTERM Thomas(AUT=778P)、LJOEKEISOEY Roar(NOR=918P)、HOELLWARTH Martin(AUT=936P)が130mを越えるジャンプをし、1位MORGENSTERMYLIRIESTO、2位LJOEKEISOEY、3位HOELLWARTHでキャンセルされた3人へ。
最初に飛んだ吉岡は101mと期待はずれ(?)の成績に終わるが、その次の船木が135mを飛び、飛型点でMORGENSTERMを上回りトップに立った(得点差はわずかに0.1!)。最後のYLIRIESTOは124mを飛んで1回目が終了、1位船木、2位YLIRIESTO、3位LJOEKEISOEYで2本目へ。

 2本目はまずZHAPAROV Radik(KAZ=0P)が116.5mを飛んでスタート。そして8人目に飛んだ岡部孝信(27P)が135.5mを飛んで一気に首位に立つ(ちなみに135.5mはYLIRIESTOと並んでこの日の最長不倒)。その後K点越えはなく進み、15番目のKOKKONEN Akseli(FIN=2P)のところでいったん中断。その後ZONTA Peter(SLO=52P)の後にまた中断し最終的に2本目はキャンセル。1本目の成績で順位が決まることになり1位船木、2位YLIRIESTO、3位LJOEKEISOEYとなった。


 この日の大倉山は霰が降ったり、雪が舞ったりしてコンディションが大きく変わるので選手には運、不運が大きく出た。
完全に+に働いたのは優勝した船木であり、もったいなかったのは2本目で大きく伸ばした岡部(15位以上は確保できていたのでポイントを大きく伸ばせる可能性があった)だろう。

 で、私。関東の冬夜間対応の態勢で行ったが・・・寒さはともかく、足先の冷たさに参ってしまった(苦笑)

<font style="font-size:10px;" >注:選手名の後ろについているものは(国名略称=先週までの今シーズンのワールドカップポイント)です。

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